自宅を世界で唯一のラブドール秘宝館にした男の日々を追ったドキュメンタリー。 埼玉県八潮市の住宅街の真ん中で、世界唯一のラブドール秘宝館といわれる「八潮秘宝館」を経営している兵頭喜貴。かつては「ラブドール写真家」として活動していた彼は、知り人ぞ知るマイナーな写真家のひとりに過ぎなかった。しかし、自宅を「八潮秘宝館」として公開したことで人生は一変する。秘宝館には海外からメディア取材や観光客が訪れて観光スポットと化し、兵頭もラブドール文化を発信する第一人者として注目を集めるようになった。 本作では、そんな兵頭が、いかにして自宅を秘宝館として公開するに至ったのか、原因不明の脳障害発症や、数百万円の被害を被ったラブドール誘拐事件の顛末なども交えて、その深淵に迫っていく。